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高橋克彦編『日本 の名随筆 別巻64 怪談』の読書録

高橋克彦編『日本 の名随筆 別巻64 怪談』の読書録

34 の作品からなる怪談随筆集。目次は下記の通り。 No. 著者 作品名 1 薄田 泣菫 幽霊の芝居見 2 岡本 綺堂 魚妖 3 長谷川 伸 幽霊を見る人を見る 4 大佛 次...

原浩『火喰鳥を、喰う』の読書録

原浩『火喰鳥を、喰う』の読書録

妻とともに帰省した主人公の実家に、時を同じくして戦時に命を落とした大叔父に当たる「貞市」の手記が戦地から送られ、その「貞市」の名が刻まれていたはずの墓石の銘が何者かによって削られた事件を皮切りに、主...

ロアルド・ダール『キス・キス』の読書録

ロアルド・ダール『キス・キス』の読書録

イギリスの小説家、ロアルド・ダールによる短編集。収録作品は下記の通り。 # 日本語題 原題(英語) 1 女主人 The Landlady 2 ウィリアムとメアリイ William a...

宿野かほる『ルビンの壷が割れた』の読書録

宿野かほる『ルビンの壷が割れた』の読書録

ある中年の男性がフェイスブックで昔関係を持っていた女性のアカウントを見つけてメッセージを取るところから始まる。 男性は紳士的で、やがて女性の方もメッセージを返し、文通のようなやりとりが続けられる、と...

ChatGPT4o との会話記録

ChatGPT による自動筆記の試み 私> 昔アンドレ・ブルトンという作家が、実験的に自動筆記というものを行いました。知っていますか? C> はい、アンドレ・ブルトン(André Breton)はシ...

イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』の読書録

イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』の読書録

イタロ・カルヴィーノ『冬の夜ひとりの旅人が』のあらすじ 本著の大まかなあらすじは、本著と同名の本を買い求めて読み始めると、装丁の問題があって読み進められない。書店に抗議にいくと、同様に本の続きを求め...

ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』の読書録

ジャン=ポール・サルトル『嘔吐』の読書録

まず小説として読んだ所感としては、何を面白いと感じるかは人それぞれだが、少なくとも私は面白い、興味深いとは感じなかった。日記という体裁や長い分析的な文章には、共感が薄い、理解や考えのまとまりを獲得す...

伊集院静『機関車先生』の読書録

伊集院静『機関車先生』の読書録

言葉の話せない青年が親のゆかりの島で教鞭をとることになり、島の人々と絆を築いていく物語。タイトルの「機関車先生」は「口をきかん先生」の意味と教室に飾られた機関車の写真から子供が連想した青年のあだ名。...

ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』の読書録

ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』の読書録

〝自由意志〟に〝目覚めた〟計算機「マイク」と協力し、「月世界人」である主人公とその仲間たちが地球人からの独立を目指す、という物語です。 なぜ独立する必要があったかというと、簡単に言えば食料問題です。...

アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』の読書録

アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』の読書録

ある日突然現れた宇宙人と人類との何世紀にも渡る交流と人類の帰着、というのがこの小説のあらすじです。 存在論的な視点で楽しめるSF小説の一つです。とはいえ小難しい抽象的な話は大してありません。 読み終...

筒井康隆『旅のラゴス』の読書録

筒井康隆『旅のラゴス』の読書録

タイトルにある通り、ラゴスという男が世界を旅する物語。ラゴスの視点で綴られる放浪記・人情譚といったところでしょうか。 本書は連載をまとめた体裁のため、いくつかのエピソードに分かれている短編集に近いで...